従順性

正解のない性格検査

採用試験などで行われることがある性格適性検査。AやBといった事柄に対し、Aである、どちらかといえばAである、どちらかといえばBである、Bである、とかあてはまる、どちらかといえばあてはまる、どちらかといえばあてはまらない、あてはまらない…という具合に、自分の考え方にあった回答を選択していくという設問が出されるのが一般的です。

性格適性検査は、膨大な量の設問に応えなければならないこと、また採用試験で行われた場合は、受検者にはほとんどと言ってよいほど結果が返されないことから、何度受検しても「果たしてこれでよかったのか?」というもやもや感が残るという人が多いのではないでしょうか。

確かに、一般的な学力テストのように、問題に対して必ず正解があるわけではありませんし、企業によって重視する項目は異なってくるので、取り組み方は大変難しいものです。

 

従順性の高さ

しかし、適性検査の中のいくつかの部分に関しては、企業によって「こうあってほしい」という違いが出やすいものもあります。

例えば、近年多くの性格適性検査の中に取り入れられている「社会関係的側面」を問う問題で、他人の意見に対して従いやすいか否かを問う「従順性」を分析する項目があります。

従順性が高い人材は、人の意見に素直に従うことができるので、組織人として周囲と強調しながら働いていく必要がある場合には重宝されます。大企業などで、全体の和を乱すことなく働くことができる、と評価されることもあります。
しかし、一方で従順性が高いことは、自分の意見がないという風にもとらえられます。

会議などでも意見を発することはなく、何事も指示されなければ行動できない人材とみられることもあります。

そのため、組織に対して新たな力を取り入れたいと考えているような企業にとっては、従順性が高すぎるとかえってマイナスに評価されることになります。

また、従順性が低い場合には、上司の指示などに対し反発を覚えがちで、扱いづらい人材ととらえられることもしばしばですが、カリスマ的な組織のリーダーなどを求めている場合には必要な人材ととらえられることもあります。